ちくたく
自然入居巣箱の種類: 重箱式
キンリョウヘンの鉢を置いた待箱に6月7日、まとまった蜂が出入りしていたので、入居したものと考えていた。その後、キンリョウヘンを別の待箱に移すと、そこにも探索蜂がだんだん増え、新たな群れの入居を期待。そして本日、本隊が現れたが、6月7日に入居した(と思った)箱に集結し、どんどん吸い込まれていくではないか。翻って分析すれば、6月7日入居蜂は探索蜂だったようである。ただし、今回入居した群れには雄蜂が見当たらないことから、分蜂ではなく何かの事由で元の巣からの転居を試みた群れではないかと考えられる。新たな分蜂よりも、こうした転居群や逃去群がやってくる時期になったようだ。
ちくたく
強制捕獲
自宅越冬群からの3回目の分蜂群で、自宅庭の梅の木の地上50㎝に蜂球を作った。孫分蜂なので蜂球は小さい。初回の分蜂では強制入居に失敗。2回目の分蜂では、蜂達に行先を任せたところ、すべての待箱が無視されて、どこかに行ってしまった。強制入居の成功率はあまり高くないので、今回も成り行きに任せようと思ったのだが、逃去されるのも惜しく、蜂達になるべくストレスを与えないようにして、強制入居を試みた。具体的には、蜂球のすぐそばにルアー付の待箱を置いて注目されるのを待ったが、1時間ほどしても待箱に出入りする探索蜂はなく、蜂球ではダンスをする蜂が出始めたため、網ですくって2段重ねの重箱の下に網の口を重ねるようにして、蜂達が重箱を上昇するのを待ち、網に残った蜂がなくなったところで、巣門のある箱を重ね、周辺の蜂が巣門から出入りするかどうか観察した。初めは巣門から出て元の梅の木に戻る蜂が多かったが、30分くらいで形勢逆転し、梅の木から巣門に集まる蜂が増えて、入居させることに成功。さらに大部分の探索蜂が戻ってくるまで2時間ほど待ち、その後巣門を閉じて、斜面のクルミの木の根元に移動させた。強制入居の成否は数日以内に花粉をつけた蜂が出入りするかどうかで判断することになるでしょうが、第一段階は無事終了。 5月11日花粉を付けた働きバチが巣門に入るのを確認しました。